糖尿病対策 調理の工夫
糖尿病ふだんの食事
毎日の調理の工夫 ここがポイント!
素材や切り方や器の選び方で少量でも 満足感が得られます
さば100g(202kcal)と80g(162kcal)では、たった20gの差ですが見た目も大きさは違いますし、カロリーに換算すると40kcalも異なります。さばの味噌煮
の場合、同じ80gなら切り方が筒切りと三枚おろしでは、三枚おろしの方が量が多く見えます。
また、カロリーコントロールが必要な方に少しでも大きく見せるためには、80gの味噌煮は平らで大きな器にします。家族みんなが毎日の食卓を楽しめるように、工夫を凝らしましょう。
油&脂を控えるテクニック
油&脂を控えるテクニックで、カロリーダウン
1日の摂取エネルギーを守るためには、脂肪の多い肉や魚を控え、素材の脂を調理で上手にカットする方法を積極的に活用しましょう。
・材料100gに対する家庭での揚げ方別の吸油量
フライや天ぷらよりも唐揚げや素揚げの方が、衣に付着して口に入る油の量は少なくなります。
・材料の切り方の違いによる吸油量
同じ重量の野菜を細切りにしてかき揚げにする場合と、1枚のまま天ぷらにする場合とでは、油を摂取する量が11gも違い、カロリーにすると100kcalも違います。
揚げ物の場合は、衣を薄くすること、表面積を小さくすることを心がけましょう。古い油は吸油率が高くなるので、新鮮な油を使って適温でカラッと揚げ、その後はしっかりと油をきりましょう。また、料理で余分な油を使わない、素材から出た脂を取り除く習慣をつけましょう。
*フッ素樹脂加工のフライパンを使いましょう。
*素材から出た余分な脂はキッチンペーパーでふき取りましょう。
*煮物の場合は、一度火を止めて冷まし、白く浮き上がる脂をすくい取り除きましょう
*おでん、ポトフ、シチューなどは前日に仕込み、食べる前に脂を取り除いてから再加熱して味をととのえます。