糖尿病は生活習慣病

糖尿病からあなたを守る食事の3本柱

糖尿病は、生活習慣病です
毎日の食事の管理が大切なのです

 

「1日3食を守る」「量を守る」「栄養のバランスを守る」
糖尿病からあなたを守る 食事の3本柱 を覚えてください

 

食事を抜くと、血糖値が一気に下がり体が危険な状態になる場合があります。また一食抜いてたくさん食べたりすると、すい臓に負担がかかったり、血糖値が急激に上昇するケースもあります。まず、1日3食を厳守。そして、適正なエネルギー量の範囲で、様々な食品から栄養のバランスを考えて食べましょう。

適正なエネルギー範囲

あなたには、あなたの適正なエネルギー範囲があります。

 

適正なエネルギーは、簡単な計算で知ることができます。
もしあなたが、身長170cmであまり体を動かさない仕事の場合、1日の適正エネルギーは約1600〜1900Kcal。
中高年の方の多くは、身体活動レベルの「低い」にあたります。

 

〔適正なエネルギーの計算〕
身長m × 身長m × 22 × 身体活動レベルKcal = 適正なエネルギーKcal
*170cmの方は、1.7mに換算して計算してください。

 

低い 25〜30Kcal
歩行は1日に1時間程度
軽作業やデスクワークが中心の生活
事務職の方、小さなお子様のいない主婦の方など
普通 30〜35Kcal
歩行は1日に2時間程度
立ち仕事が中心の生活
製造業・サービス業に従事されている方、小さなお子様のいる主婦など
高い 35Kcal〜
重い肉体労働が1日に1時間程度
農業・漁業・建設業に従事されている方など

「食品交換表」を有効活用

糖尿病のための食事療法の基本書、「食品交換表」を有効活用しましょう

 

食品交換表は、糖尿病のためのバランスのとれた献立づくりを初心者にもできるように日本糖尿病学会が編集した基本書です。食品交換表は、食品を6つのグループに分けてそれぞれ80Kcal(1単位)にあたる量を表示。同一表内の食品を、同一単位で交換して食べられるようにつくられています。1日の適正なエネルギーを単位に変えて(1600kcalなら20単位)、どのグループからどれだけ摂れるかが分かりやすく説明しています。使用される場合は医師や管理栄養士の指示の下でご使用ください。