糖尿病 水虫・爪水虫

糖尿病を患っている人が爪水虫になった場合の治療法や注意点を説明しています。

 

糖尿病患者さんの爪水虫の頻度は健常人と比較して2.77倍と報告されています。水虫・爪水虫を合併した糖尿病患者さんにおける足壊疽や下肢切断のリスクを直接検討した研究はありませんが、時として足壊疽から下肢切断へと至る可能性を秘めた糖尿病患者さんの水虫・爪水虫は、健常者の場合以上に注意を払わなければならないという点において専門家の見解は一致しています!

糖尿病を患い飲み薬で血糖値をコントロールしている場合に足の爪が水虫になりました。薬の副作用や飲み合わせを気にして塗り薬だけを使っていますが良くなりません。
どうしたらいいでしょうか・・・。という患者さんの質問に国立国際医療センター糖尿病医科長が答えておられます。

 

糖尿病で爪水虫を合併されている人は参考にしてください。

 

Q 糖尿病だと水虫になりやすのか?
A 一般的に糖尿病の患者さんは免疫力が低下して様々な感染症にかかりやすくなります。白癬菌(はくせんきん)が皮膚や爪に感染すれば水虫になり、指の間のただれや爪が厚くなり白く濁ります。糖尿病を患うと末梢神経が鈍くなり、かゆみに気づきにくくなるので治療が遅れがちになります。

 

Q 治療法として
A 塗り薬と飲み薬がありますが、爪の水虫は塗り薬が浸透しにくいので、体の中から効く内服薬が必要になります。爪が生え替わるまでの期間は足に爪であれば、およそ半年から1年は服薬が必要です。

 

Q 注意点として
A 糖尿病の患者さんは一度感染症にかかると慢性化し重症化しやすい傾向があります。放置すれば感染した場所が広がるなどして、足に潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)が起こる場合があります。重症化して命に関わる状況になれば足の切断が必要になる心配もあります。

 

Q 薬の飲み合わせについて
A 爪の水虫の飲み薬は主に二種類です。二種類の薬とも糖尿病の薬などと一緒に飲んでいる他の薬の効きを強くしたり逆に弱めたりすることがあります。これらの薬は肝臓や腎臓が悪い人では、その症状を悪化させる心配もありますので、医療機関から内服薬をもらっている場合は、飲んでいる薬を伝えるようにしてください。

 

Q 生活上について
A 足をよく観察して清潔に保ち、足が蒸れないようにしましょう。血糖が良好にコントロールできると、皮膚の病気も治りやすくなります。

 

参考:国立国際医療センター糖尿病医科長